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こちらはサイトの日記ページにあたります。 内容は日常話や机の上の写メ(らくがき)、漫画やらゲームやらの感想等になります。
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クレプスリー伝説。

を、今更ながら読みました。

学生時代、好きだったんですよね~、ダレンシリーズ(-▽-)
特にクレプー超すき。死んだ時と12巻の最後でガチ泣きしたレベルで好き(苦笑)
↑こんな私ですが、もう何年も児童書コーナーなんぞ行ってなくて、最近ようやくこのシリーズの存在を知りまして…衝動買いしちゃいました。
以下、感想なんぞ。
一応本編12巻+外伝+ダレンシャンインジャパン読破済み、映画視聴済み、漫画未読の立場で語ります。
あと4冊分の長文注意。


クレプーの、ダレンに会うまでの人生を4冊に渡って書いた本ということで…
本編がダレンとクレプーの師弟ものだったとこを、若クレプーとシーバーさんで始めた感じですね。
うん、シーバーさんすきすき(-▽-)vv温厚・ジェントル・でも実は実力者だったりな渋いオジサマキャラってストライクなのです。
…まあ、クレプー好きでこの本読んでる奴にシーバーさん嫌いな人いるわけないんだけどさ、ラーテンからクレプーって人物を形作った人なんだから…。

で、クレプがシーバーさんのもとから結構早々と独立し、色々あって本編のキャラと出会ったりして…。
これ読んだ後、バンパイアマウンテン編読み返したら、口調とか洋服のこととか真摯に拾ってくれてるんですよね~、耳毛の件とか(笑)
一応本編完結から時間を置いて書かれてるのに、本当作者さんのダレンシリーズに対する愛を感じます…(-▽-)b

それにしても、ちょっとこざかしいけど無邪気なお子様系のダレンと比較すると、クレプーの思考はガッチリ男臭くて面白いですね。
頭固くて潔癖で、反面案外脆くて女々しかったり。スマートに決めてるようで、実は不器用としか言えなかったり。仲間と一度つるむと、相手がアレでもそのままズルズルいっちゃう割には、大好きな師からの独立は早かったり。(←まあ、この辺はシーバーがコントロールした雰囲気だけど…)
流されやすくもありつつ、頑固な性格ゆえ抵抗感は持つものの、結局まあ流されてるキャラなのかな(苦笑)
弟キャラ(ダレン)と兄キャラ(クレプ)の違いというか、差分が面白かったです。

そういや意外だったのが、正ヒロインがエラじゃないんですよね、このシリーズ。
むしろギャグ枠だこれ(苦笑)なんかクレプーが雌虎のケツに敷かれる図しか浮かんでこなくて、爆笑してしまいました。
いや、可愛いとこもあるけどさエラ。でも他のヒロインが悩める儚い系ばっかだから…とにかく陽性でたくましく、いい意味での図太さが際立ちますね。
まあ、個人的には正直いちばんヒットした組み合わせはエバンナとだったけど(笑)
病んでもないし、グイグイ押されるわけでもないし、湿っぽくも血生臭くもないし(苦笑)、なんかいちばん微笑ましい組み合わせだね、クレエバ。

この話での重要キャラも出ますね、弟分くんと昔のワル仲間。
弟分くんは絶対最後しぬだろってかエブラに見せかけたスティーブ臭がプンプンしてたんで、まあこの展開は予想済みでしたが…。
某読書感想サイトでは、この二人の対決ボリューム足りなくない?って意見も少なくないみたいですけど、私はこれでいいと思いましたね。
「そんなバンパイア知らない」ってのがもう全てを物語ってると思うので…。
同じ巻で「バンパイアである」バンチャと戦ってますけど、それとバンパイアどころかもう人間とすら呼べないほど堕ちた彼との戦いが同等であるわけないっていうか。一方的ボロクソで当然だろうと。
彼ももう鍛えるのは口とか頭ばっかで、バンパイアとしての鍛え方は「クレプー利用すればいいから」で怠る一方だったんじゃないかなと思うし…。

あと、外せないのがやっぱガブナーですね~。
本編や映画では「気の合うあんま年の差を感じない友人ポジ」なのかと思ってたら、なにぃ!?(・□・;)っていう。
そうか…おやじってよんだらコロス間柄だったのか君ら…(苦笑)複雑な関係だったなあ。
クレプーの関心引きたい若ガブナーがもう、健気で泣けてくるんですけど…(-△-;)
そしてこの不器用さを完全にダレンにも引きずってたであろうクレプーにも別の意味で泣けてくる。そんなんだから誤解されちゃうんだってばあんたは…!(-□-;)

しかし、私、「ガブナー刺しやがった」って理由で、正体明かそうが全巻読もうが裏切り野郎が大っっ嫌いだった奴なんで、ガブナーがこんなに重要な役になってるなんてもう嬉しくて…!(泣)
…やっぱ、作者さん的にもなんかあのままじゃ可哀想とか思ってのシナリオなのかな?(-▽-;)
個人的には彼とバンチャさんって結構イメージかぶるんで(いかつい脳筋体育会系のクレプの友達的な)、決定的な差つけてもらえてよかったです。
そして、クレプーはマジであの開き直った裏切り者のドタマかち割っていいようん。

他には元帥ズ、特にミッカーさんとか面白かったですね。トラスカとかもあの登場は意外だった。

最後のシーンについては、もう私が言うまでもないので感想はこの辺で締めさせていただきますね。
総合的にはかなり満足したので、ダレン読んだ方には是非薦めたい本でした(-▽-)

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